2012年6月20日水曜日

春の大会⇒けがの話

各部の春のシーズンが終わりつつあります。
柔道部は今週末、
全日本学生優勝大会、前半戦のしめの大会です。

私の担当しているチームの結果

○女子柔道部
関西学生優勝大会3

○女子バスケットボール部
全関西女子学生バスケットボール選手権大会3
西日本学生バスケットボール選手権大会5

○女子フィールドホッケー部:
関西学生春季リーグ優勝
大学王座決定戦1回戦敗退

 厳しい現状が突きつけられた春の大会となりました。

この中で、今シーズン悩まされているのが、けがの現状です。

特にどのスポーツでも前十字靭帯の損傷が多くでました。
女子スポーツ選手にとって切っても切り離せない大きなけがです。
我々ストレングスコーチであれ、
アスレティックトレーナーであれ、
0に近づけるために最新の情報を得、
細心の注意を払い、
予防に取り組む必要があります。
トレーニングの目的のひとつは
けがの予防であることは間違いありません。

ただ、スポーツは常にけがというものと隣り合わせですから、
現時点で0にすることは不可能なのかなと思っています。

大事になってくるのは、けがをした後、
失敗した後にどう取り組むか。
いつまでもけがをしたことにウジウジし、
練習できないことに焦り・申し訳なさ…
などをもっていれば、負のスパイラルに陥るだけです。

これまで取り組めなかった自分の弱さの克服をする
神から与えられた試練であり、
チャンスなのだと思います。

けがをすることで自分の弱さを知り、
人の温かみを知り、
強靭な精神力をもって復帰すれば、
これまで以上の成果を得られることもあるでしょう。
すぐさま、成果として現れてなくとも、
社会に出た時に必ず役に立つことでしょう。

そこを陰でサポートすることがトレーナーの役割なのだと思います。
そのためにもしっかりとした知識をもち、
選手と向き合わなければなりません。

けがで辛い思いをし、
辛いだけで終わり、
そのスポーツを嫌になって終ってしまうような選手が一人でも減り、
スポーツの楽しさを感じてもらえるような取り組みを
いつまでもできるようにがんばりたいと思います。
これが私の仕事の最大の意義であることは
これまでもこれからも変わらないような気がします。

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