2011年12月26日月曜日

JATI研修・交流会

湯浅です

先日、JATI(日本トレーニング指導者協会)研修・交流会に衣笠キャンパスの田口さんと
一緒に参加してきました。
自身の研鑽目的もありましたが、今回は研究成果のポスター発表をするのがメインでした。

久しぶりのポスター発表でしたが、参加者の方々と有意義なディスカッションが出来ました。
トレーニング指導者をはじめ、他大学の先生方も多く参加されていたので、貴重なご意見を
頂けたことは、今後の自身の研究に活かせそうです。

研修会の内容は、座学、実技と今回も盛り沢山で直ぐに実践出来る内容から、
応用編まで非常に多岐に渡った充実した内容でした。
東京までの往復交通費、宿泊費を考えても美味しい内容でした。

今回はトレーニング指導者として自分が駆け出しの頃、一緒に研修した仲間達にも沢山会えました。
活躍する現場もJISSでオリンピック代表の専属コーチ、大学教員、パーソナルトレーナー、プロチームなど様々ですが、皆さん非常に良い顔をして仕事してました。
仲間からエネルギーを沢山頂いて帰ってきましたが、自分も人々にエネルギーを与えられるような
良い仕事をしたいと誓って来年頑張りたいと思います。

読者の皆様も、目標に向かって良いお年をお迎えください。

今年1年

こんにちは!!牧野です! 
今年も気がつけばあっという間に終わったなぁ・・といった感じですが、皆さんはどうでしたか?
私も東さんみたいにこれから何か目標を作りたいと思います!!

このチームに来て私も2年たつんですが、このトレーニングはこのチームには手ごたえがあるとか、これは改良した方がいいとか、少しづつですが、毎年いいものを提供できるような気がします。

来年もすでにこのチームに必要なアイデアが産まれています!!今からが楽しみでしょうがないです!!
アイデアといってもいかに基本的なことをしっかりと落とし込むかなんですが・・・・

すいません・・あまりネタが無くてまだこの休み中に仕込んでおきます!!

今年ブログが回ってくるのが最後だと思うので、今後ともこのブログならびに、立命館アスレティック研究会を宜しく御願いします! 良いお年を!!

※第8回研究会は1月15日に開催されます!!また詳細をのせます!!

2011年12月24日土曜日

Christmas Eve. 2011

アスレティックトレーナーの東です。

今日が今年最後の公式練習です。
とりあえず一年を締めくくる日になりました。

が、すでに来年の目標を一つ立てました。
「ハムストリングの筋挫傷I&II度(肉離れ)を2週間以内に復帰させる」です。
シーズンが終了してしまってから、色々と本を読んだり文献を読んだりしてて、
偶然見つけた記事だったのですが、面白そうなので試してみようという気になりました。

そいつは、「A Novel Rehabilitation Protocol」というものです。
ハムの筋挫傷はいつも私の頭を悩ませる存在で、復帰までに時間がかかり、再発のケースが多く、怪我した選手も怖くて走りたがらず、いっつもリハビリを考えるのが大変でした。
そこで見つけた新しいリハビリ法、私にとっても、怪我した選手にとっても、学生トレーナーにとっても、今までの現状を打破しなければいけないチャレンジになると思います。
しかしこうやって毎日チャレンジしなければ自分の進歩はありません。また選手にとっても利益になりません。(だから、僕らATCは2年間で50時間以上の勉強を義務づけられてます。)

みなさんも正月まで待たずに、年内に来年の目標を立て、すぐに実行に移しても良いかもしれませんよ。

それでは、Merry Very Christmas & A Happy New Year.

2011年12月13日火曜日

シーズン終了と自主トレ期

衣笠キャンパス田口です。

1126日(土)が男子サッカー部の最終戦でした。
最終戦では勝つことができなかったのですが、応援団・チアリーディング部、硬式野球部、関係者皆様のご声援、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

4月から11月までリーグ戦全22試合を戦い、8122引き分けで8位という結果となりました。従って、3位入賞が条件である、1218日からの全日本大学選手権には出場することができませんでした。

厳しいシーズンでしたが、4回生が下を向くことなく、声を出し、緊張感とあきらめない雰囲気を維持できたことは賞賛に値します。今後の人生で壁にぶつかった時も乗り越えていけると強く感じました。

これで2011年度のシーズンは終了し、今週から約1ヶ月間は自主トレ期間となります。
自主トレ期間中のポイントは①心身の疲労を取り、リフレッシュする②傷害部位を治し、患部周辺の強化を図る③体力の維持⇒有酸素性持久力:週3回、ウエイトトレーニング:週23回を実施することです。トレーニング具体例は以下の通りです。
FP
1.ロング40分を週3回実施。従って約8km×3回=24km1週間で走ります。
自主トレ期間1ヶ月として、24km×4=約100km
   
2.腹筋50×6セット。1300×30日=約1万回!
3.ウエイトトレーニング週23回実施。筋肥大期(プログラム省略)
GK
1.ロング40分(8km)と100mダッシュ×15本を交互に6回ずつ、計12回実施。
50km100m100本!
2.腹筋とウエイトトレーニングはFPと同様。
チーム解散前に体重・体脂肪率を計測し、約1月後に集合した時に筋量ではなく、体重が(体脂肪率が上がり)2kg以上太っていた選手に関しては毎日20分間走のペナルティーが課せられます。
 
昨年はチーム始動時に怪我人を多く出してしまった失敗がありました。この自主トレ期間中に体力をしっかり維持すること、体力強化プログラム前に緩やかな準備期間を設けることが重要です。
来季に向けて、選手・スタッフ共に良い準備をしたいと思います。

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2011年12月7日水曜日

来季に向けて

湯浅です。

 先日、関西学生アメリカンフットボールリーグ最終戦が行われました。
既に読者の皆さんはご存知だと思いますが、関西学院大学に7-37で敗れました。
これをもって2011年のシーズンが終了、4回生引退となりました。
4回生は負けて引退する事で、それぞれ思う事があると思いますが、
これを糧にして、社会でも活躍出来る人間に成長して欲しいと思います。

 さて、3回生以下のメンバーは心新たに来季に向けての取り組みを始めています。
負けた年の冬季トレーニングがどうなるのか?は本人達は勿論の事、読者の方々も
容易に察しがつくと思います。
 試合で1対1でフィジカル負けしていた者などは、覚悟を持って臨んでいる様子です。
私も選手達のそういった気迫に負けないように最善のトレーニングを指導するつもりです。

 彼等にとって学生生活の4年間は、人生の中では短い4年です。
しかし、今後の人生にとって最も濃密で人間形成に大きく影響を与えるような
4年間にして欲しいと常々思っています。
 
 なぜ、苦しくて辛くて、痛いフットボールをやっているのか?
 なぜ、苦しくて辛くて、痛いトレーニングをやっているのか?
 なぜ、学業とフットボールを両立させなければならないのか?
単純に好きだから、面白いから、学生だからでは、頂点には立てない筈です。
こんな時期だからこそ、しっかりと自分自身と向かい合って何が自分に足りないのか?
何が、チームに欠如しているのか?をもう一度再考して欲しいと思います。

 一流の結果を求めるのであれば、取り組み、行動、思考すべてにおいて
一流にならなければならないと思います。
 
※教訓
 一流選手は自身に挑戦し、技術や精神力の向上を「楽しみ」とするから結果に動じない。
 二流選手は試合結果に「楽しみ」を求めるため、負けると落ち込む。
 三流選手は手を抜き、楽をする事が「楽しみ」だと錯覚しているので向上がない。

指導する側の自分ももう一度原点に還って、選手達ともう一度頂点を目指そうと思っています。

2011年12月6日火曜日

皮膚

こんにちは。ラグビー部トレーナーの松本です。早いもので今年も残すところあと1ヶ月になりまた。今年も1年あっという間でした。やはり1日1日、1秒1秒を大切にしていかないといけないなといつもこの時期になると考えさせられます。

さて、今日は最近僕が読んだ本を紹介したいと思います。皮膚に関するものなのですが、皮膚というのは奥が深い。にもかかわらず、あまり研究がなされてこなかった分野ですが、これからきっと研究が進んでいくだろう分野だと思っています。実際僕らトレーナーも皮膚の外傷はもちろん、処置やケアをするときにかならず触れるのが皮膚です。実際に本の中にも書いてあるのですが、皮膚、なかでも表皮はいろいろな刺激を感じ取ることができるそうです。僕の今まで教わってきた知識からすれば、真皮にある抹消神経が外からの刺激を感受し脳へ信号を送るというものですが、実際は皮膚自体が下界からのいろいろな刺激を感じることができるそうです。表皮と神経は同じ外胚葉から分化する組織です。そして表皮は下界と体の境界にある組織です。そういった刺激を感じる機能があっても不思議ではないし、考えてみれば当たり前かなとも思うのですが、こういうことを科学的・生物学的に説明をされるとかなり納得できます。

皮膚の生理学的特性を理解し利用することで、さらに効果的な治療やトレーニングができるはずだし、逆に今まで効果のあった治療法の科学的根拠が見つかるとも思っています。
この分野のさらなる進歩を期待しています。

また、もう一つの本では、創傷治療の問題点から始まり、医学会のパラダイムについても面白い話が書かれています。実は今現在行っている医療行為には科学的な根拠のないものが多く存在し、その最たるものがきずの治療であり、消毒という行為なのであると書かれています。ここだけを読むと懐疑的に聞こえますが、実際にこの本を読むと納得できると思います。
本の中でも書かれているのですが、僕らはいままで傷を消毒するように教わってきました。そうしないと感染し化膿すると。しかし、例えば、切れ痔などは肛門が傷ついて出血も起こっているのに、消毒しなくても感染もしなければ化膿もしない(実際に肛門の手術をしても術後の消毒はしないそうです)。あれだけ細菌がある場所なのに、なぜなのか。つまりは傷は消毒しなくても感染することはないということを科学的根拠を示して説明しています。

ぼくらが普段なにげなく行っている行為にも実はそういうものたくさんあるのではないかと思います。やはり大切なことはなぜそれをするのか、これが本当に最善の方法なのかを常に考えることだと思います。医学にしろ科学にしろ日々進歩しています。今日正しかったことが、明日間違っていることもあるはずです。
そういうことを考えさせられる本なので、是非一度読んでみてください。

賢い皮膚:傳田 光洋 ちくま新書
傷はぜったい消毒するな:夏井 睦 光文社新書