2011年7月28日木曜日

自主練習期間中

女子柔道部担当しています柳田です。
ただ今、テスト期間中により自主練習期間中です。
7月にフィールドテストと筋力測定を実施し、フィードバックを行って、解散となりました。
測定結果は、ほぼこちらの狙い通りの結果が出てくれました。
特に5月から脚のパワー発揮に重点をおいてトレーニングを積んできました。
パワー系の測定で、ダッシュのスピード・跳躍力そしてパワークリーンと伸びている選手が多かったです。
ミドルパワーの種目が伸びていないことが大変悔しいですね。

自主練習期間は、ウエイトの課題だけ出して、ランメニューの課題はこちらからは出さず、体重の管理は特に注意するようにとだけ促して解散しました。
本日、朝7時に学校へ行くと、複数名の選手がミドルランを実施。しっかり追い込んでいました。
ウエイトルームへ行っても、誰かがトレーニングを積んでいます。
8月は合宿で、ウエイトトレーニングは積むことが難しくなります。練習のない今だからこそ、ここぞとばかりに筋力アップです。

そしてこれからの合宿でどこまで皮を剥く事ができるのか!??
リカバリーの環境もしっかり整えて、8月の合宿を迎えたいと思います。
よしっ、明日はアイスバス用のプールを買いに行ってきます。

柳田

2011年7月23日土曜日

Ritsu研究会写真

こんにちは。遅くなりましたが第7回RitsumeikanAthletic研究会の写真です。
午前の学生の部でのミニセッションの様子です。足首捻挫のリハビリを学びました。

手前のグループはケガの評価の仕方について講義を受けているところです。

また、午後の部でRitsumeikanAthleticMedicine(通称RAM)に所属する学生トレーナーが今後の活動について決意表明をさせていただきました。(正装姿で並んでいるのが学生トレーナーたちです。)
新メンバー6名が加わり総勢8名になりました。アスレティックトレーナーとストレングスコーチのもと現場での実習&スポーツ医学の勉強を一緒にがんばっていきましょう!

今回もたくさんの方に参加していただき、ありがとうございました。
次回は来年2月の開催を予定しています。
またこちらのブログで案内させていただきますのでぜひご参加ください。
               
                                             陰田

2011年7月19日火曜日

第7回研究会のアンケートの質問への返答

第7回の学生の部において、様々な質疑応答があった中で、すべての質問にお答えすることができなかったので、今回アンケートに書いていただいた質問の中から最も多かった質問に関してして、両講師の方に各3つお答えいただきました。
それを下記に紹介します。

北條さんからの返答
1. ATCを目指したきっかけは?

東ATCの後輩にあたる男性が、私がアメフト部マネージャーをしていた高校でしばらく指導をしてくれました。その際にテーピングの巻き方やリハビリテーションの基本、アメリカの大学での学生生活などを教えて下さり、とても興味を持ったのがきっかけです。その後立命館大学に進学し、アメフト部学生トレーナーとして東ATCの指導を受ける過程でATCになりたいという気持ちが固まりました。専門知識・技術を持ってさまざまな角度から選手・チームをサポートし、そこから自分の喜びを得られる仕事だと思ったからです。

2. リハビリをアレンジする上で一番注意しなければならないことは?

安全を第一に考えること、です。リハビリテーションは起こってしまった障害に対して、再発予防を促すための運動療法です。リハビリ中に再発もしくは新たな障害を誘発してしまうことは避けなければなりません。それを防ぐためには、障害部位の状態(疼痛/腫脹の有無、怪我発生からの経過日数、健部との筋力バランス等)や選手の心理状態(モチベーション等)などを考慮した上で、少しずつ強度・難易度を上げていくことが重要です。

3. 氷水の中でのABCエクササイズについて触れましたが、実際には痛い状態で動かしても悪影響ではないか?

アイシングと運動を組み合わせて関節可動域を回復させるテクニックをクライオキネティックスと言います。患部の痛感神経をマヒさせて疼痛を和らげ(pain - muscle spasmサイクルを断ち切る)、適度な運動実施を可能にします。適度な運動によって以下の効果が期待できます。
①損傷を受けた組織に過度のストレスを与えることにより、不規則に並んだ繊維の配列を整える
②細胞液や血液を患部の毛細血管に集中させて酸素・栄養分を送り、治癒を即す
③関節を積極的に動かすことで、それがポンプの役割を果たし腫脹の減少を即す


オレゴン州立大学の学生トレーナーの上村友希さんからの返答
学生の部の発表・ワークショップでは、私自信うまく伝えられない部分もたくさんあり、疑問が残った部分もあると思います。 
が、少しでも、何かを得て、みなさんの今後の役に立てばと思います。
プレゼンの後に、みなさんから質問をたくさんいただいたので、いくつかお答えしようと思います。

Q1.なぜトレーナーになろうとしたのか、渡米しようとしたのか。留学に不安はなかったのか。
私は、ATCになろうという決意の前に渡米を決めたのが先でした。正直、「日本の大学にいきたくない」「受験勉強をしたくない」という安易な気持ちから、留学を考え始めました。英語はとても不得意科目で、特に好きでもなかったはずなので、今思えば大胆な決意だったと思います。そして、留学を決めた後に、アメリカで自分が何をしたいのか考え始めました。そのときに、元NFLピッツバーク・スティーラーズのATCの磯有子さんのことを知り、ATCという仕事にとても興味がわきました。私自身、小中高と運動部だったので、スポーツに関われる仕事として、勉強していくうちに、ATCの魅力にどっぷりつかってしまいました。不安はたくさんありました(日本の大学の交換留学でもないので、語学力が上がらずにアメリカ大学になかなか入れなかったらどうしようとか)

Q2.学生トレーナーをやっていて、大変なこと、やりがいのあること。
大変なことは、やはり毎日実習があるのに加え、普通に大学の授業があります。例えば、陸上のチームについているとき、朝早くからトレーニングームに行って(早朝練習のため)、昼間は授業、夕方はまたトレーニングルームに戻って(怪我をした選手のリハビリの手伝いなど)、夜にまた授業、その後は家での復習や課題をする、そして週末は試合などのカバーなど。本当に毎日が忙しく、週末に友達と遊んだりできないこともあります。
うれしいことは、選手が毎回の練習前のテーピングに「ゆうき(私の名前)がいい」と言って私を指名してくれたり、選手がリハビリを通して怪我を克服して感謝されたとき。1度だけ捻挫の評価をしてテーピングをしてあげた中学生の選手が(ほんの10分程度だったと思います)、1年後にたまたま再開し、「あの時は覚えている、ありがとう」と言われたときは、とてもうれしかったです。

Q3.学生トレーナーとしてやっておいたこほうがいいこと。
“学生トレーナーは資格をまだ持っていない”という弱みはありますが、資格を持っていない分、それをサポートしてくれる資格所有者が周りにいます。そこを言い方は悪いかもしれませんが、利用するつもりで、どんどん積極的に質問や自分自ら進んでやろう、としてみるのがいいと思います。後、私自身がいつもやっているのは、ヘルプの声がかかったら、いつでも進んでするです。例え自分の休みが無くなっても、週末の試合のカバーをしてほしい、といわれたら行くようにしています。本当に、現場実習を積めば積むほど、あらたな知識が身に付く世界だと思います。


長くなりましたが、ATCを目指している方、目指していない方も、1人でも多くのアスリートを助けるために、お互いに頑張りましょう。

北條さん、上村さん本当に丁寧な、返答有難うございました。今後とも研究会を宜しく御願いします。               
                                                       牧野


 

湿潤療法

“傷口は乾かさない“湿潤療法が常識になりつつあります。
専用のパッドがテレビコマーシャルで宣伝されてご存知のかたも多いかと思いますが、選手のケアで効果を実感しています。

長距離選手は雨の日の練習後など足裏にマメや水ぶくれができることがあります。そんな時少しでもはやく新しい皮膚をつくって痛みをなくし、練習を継続できるようにしていくことが求められるのですが傷口をカバーし続けておくほうが早く治ります。

よく使われるばんそうこうでは傷が乾燥してくるのですが、湿潤療法では防水フィルムなどで傷口が乾かないようにしておきます。

傷口の大きさにもよりますが、☆うまくいけば☆3日ぐらいで痛みがなくなるまで新しい皮膚ができてきます。

ただ、☆うまくいけば☆にもあるように傷口が化膿してこないように細心の注意を払う必要があります。

受傷後すぐに傷口をしっかり洗浄してばい菌を取り払うこと、治療中も菌が入ったり汗をかいたりしないようにすること。
乾燥しない=ばい菌の繁殖にもよい環境なので場合によっては悪化させてしまいます。

しっかりと方法を守れば今のところ効果は覿面です。

陰田

2011年7月18日月曜日

第7回Ritsumeikan Athletic 研究会

第7回Ritsumeikan Athletic 研究会に御越しくださった皆様、講師の方々、お疲れ様でした。
皆様の協力のおかげで、第7回の研究会も無事に終了することができました。

今回の学生の部で、立命館大学出身、アメリカにてATCを取得して帰ってこられた北條さんのリハビリの実技指導は、学生トレーナーにとって非常に多くのことを学べたことだと思います。
また今現在アメリカにて、ATC取得に励んでいる上村さんにも同様に、怪我の評価の実技指導を行っていただき、同じ学生ということで、日本の学生は非常に、刺激になったことだと思います。

日本とアメリカの学生トレーナーの交流、他の大学、専門学校の学生トレーナーとの交流、研究をされている学生と学生トレーナーとの交流など、本当に良い研究会だったと思いました。

私達はこういった、様々な人たちと交流を持ち刺激を受け、勉強に励むという事のできる場を設けていくことが重要な事ではないかと改めて実感しました。
その中で人間としても大きく成長することができるのではないかと思います。

一般の部では、研究現場の最先端の研究と、現場での活動報告という形で行いました。
この一般の部の形式を行っていき、研究現場の方々と実際のトレーニング現場のコーチ陣、トレーナーとのコミュニケーションの場になり、今後この研究会から、新しいものができ、トレーニング、栄養、リハビリテーションなど選手を取り巻く、環境が少しでも良くなように、していけたらと思います。

これからも、協力のほど宜しく御願いします。 牧野

2011年7月11日月曜日

JATI近畿支部ワークショップ

全然更新できずに申し訳ございません。 日曜日に立命館大学にて開催しました、JATIの近畿支部のワークショップについてです。
JATIの理事で、東海大学の教授でもあります、有賀先生に御越しいただき、座学では戦略的思考に基づくトレーニング計画の立案と指導ということで、現場での監督、スキルコーチや、その他のスタッフとのコミュニケーションのとり方や、課題に対するトレーニングの持って行き方など、大変勉強になり、午後からは実技として、筋量増大を目的とした筋力トレーニングについてということで、指導のポイントやその部位の利かせ方など、意識するところを細かく教えていただきました。
非常に勉強になる事ばかりで、また第2弾をJATIの近畿支部の方で行うお話も頂いたので、今回用事等で来れなかった方も、次回は是非参加してください。